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2025年10月 4日 (土)

予備機の「セイコー 5 アクタス」を確保

02__20250925190301 250114a_19745 1970年製[SEIKO 5 ACTUS 25石(6106-7490) 諏訪精工舎製]の予備機を探してかれこれ2ヶ月が経過しているが、1974年製[SEIKO 5 ACTUS 25石(6106-8660) 諏訪精工舎製]の長期保管品をとあるコレクターの整理品で見つけた。

本来探していた年代は1972年製までもので、これは高校生の頃を過ぎている。ガラス風防のエッジカットデザインはほぼ満足できるタイプだが若干新しいのが気になる。純正のSSバンドは取り置きして、エンドカーブ金具付きのDバックル革製のものでこちらの予備機も軽量化をはかってみた。

初期の1970年製に比べて、最終デザインの1976年の2年前にあたる1974年製の[5 ACTUS]はわずか4年の違いだが、外観と雰囲気はかなりの改良が加えられている印象を受ける。おそらく、[5 ACTUS]シリーズの最終形にほぼ近いのがこれに該当するのではないかと思う。

自動巻の振動が若干軽くなっているし、ベゼルの盛り上がりデザインも独創的で造形美がある。いずれにせよ安心できる予備機を補充できたので、おそらくこの2台のどちらかは生涯にわたり楽しめる気がする。これで機械式自動巻腕時計が3台になったが、そのうち1台はカレンダー無しなので、残り2台の[5 ACTUS]はどちらか1台もしくは両方が常に「自動巻き上げ機」に鎮座している。

ことの始まりは8月に普段使いの「CASIO ProTrek」の寿命に伴う代替え品を探すことから始まり、昔のように自動巻腕時計が一つくらいあっても良いかと思いついた際に、高校生の頃に憧れていた「シチズンクリスタルセブン」のいわゆるクリスタルカットの風防のことを思い出し、代替え品の1970年製[SEIKO 5 ACTUS]を偶然見つけたことに端を発する。

あえて高校生向きの汎用自動巻時計を予備を含めて2台確保したわけだが、「第二精工舎 亀戸」ではなく、グランドセイコーで知られる「諏訪精工舎」で[SEIKO 5 ACTUS]の25石モデルを製造していた点が実に興味深い。初めて腕時計を持つ高校生だけに、如何に乱雑に扱うかを百も承知であえてこのシリーズを製造し続けた理由は何だったのか。当時の主力機種であるロードマチックはそのほとんどが「諏訪精工舎」であったのは納得できるものの、「5 ACTUS」がなぜという不思議がどうも釈然としない。

2025.10.08
★ ステンレスバンドの軽量化
250116a_ 最近の腕時計のほとんどはステンレスバンドが標準で、革バンドやメッシュバンドのような軽量タイプはきわめて数が少ない。ステンレスでも薄く仕上げた軽量タイプもビンテージものでは見かけるが、交換ベルトそのものが市場にないようだ。ちなみにこのビンテージものらしいバンドは、[セイコードルチェ]の替え用で3本ほど取り置きがある。

日常使いの時計は軽めの方が好みだが、4年前に野外作業で必要に迫られてとにかく購入した[REGNO SOLAR Stainless]だが、後に買い直した[REGNO SOLAR Titan]に比べて異常に重い。その重さの内訳を調べてわかったのだが、ステンレスバンドが重いようだ。

250115a_regno 一般的なセイコー純正のステンレスバンドは、2台の「5 ACTUS」バンドがサイズ18.5cmでW=34g程度なのに対して、[REGNO SOLAR Stainless]に付属するものはW=58.3gもある。ちなみに、軽量タイプビンテージものはフリーサイズでもW=33gだ。やはり時計本体の購入価格がセイコー純正の革バンドよりはるかに安価なので、このあたりはしかたがないこととあきらめていた。

ところが。最近になって予備の革バンドでほぼ余りものになりそうなのが出てきたので、思い切って[REGNO SOLAR Stainless]のバンドをDバックル革製に交換してみようかと思った次第だ。

カジュアルな雰囲気になるように、革バンドにバンビ製エンド金具を装着して、こちらも余り物なので行き場を得て喜んでいる。このバンドの仕上がりはフラットタイプでないと適合しないので、昨今の厚みを持たせたバンド縫製の製品では金具が装着できない制約がある。

これで2台の[SEIKO 5 ACTUS]のDバックル革バンド仕様とほぼ同じ重さになって、日常使いに違和感がなくなった。そして、数ある腕時計の中でこの[REGNO SOLAR]がもっともイニシャル&ランニングコストパフォーマンスが良くしかも正確で堅牢だ。

ちなみに、交換時計バンドより安価な[REGNO SOLAR Stainless]の理由を筆者なりに調べてみた結果が以下のとおりになる。

 ・ミネラルガラス風防は硬度は高いが、透明度においてはクリスタルガラスより劣る
 ・ケースのステンレス材質が加工がしやすい比較的柔らかなものを使用している
 ・ステンレスの光沢が鏡面の一歩手前までしか研磨精度が出ない
 ・ベゼル(風防枠)が嵌まっているように見えるが、実際にはケースと一体の削り出し構造になっている
 ・風防ガラスはベゼルが無いので、裏から接着剤で固着されており、交換できない構造になっている
 ・ステンレスバンドは鎖加工精度が要求されない厚手の光沢仕上げで、加工手間がかなり削減されている

ムーブメントはおそらく当時の実売価格1万円台の製品と同じだと思うが、加工・組立手間が格段に効率化されているようで、これが「Cased in China」の表記と合致する。しかし、太陽光発電素子と蓄電素子の寿命が10年とされているソーラームーブメントなので、これ以上高級なものを買い求める意味がない気がする。従って、この価格設定の製品販売は妥当だと判断している。

別な考え方をすると、交換電池交換が入手できない発展途上国では、堅牢な自動巻時計か10年の使い捨てソーラー時計かの選択肢は非常に意味のある製品ラインナップだと思う。

・・・つづく(もどる)

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