冬の腕時計:ice watch を試す
今年の夏に[CASIO ProTrek]が壊れたことがきっかけになり、再燃した高校生時代のお気に入り腕時計への思いで、1970年代の機械式自動巻腕時計を3本入手した。それとは別に現行品の自動巻腕時計(オープンハート)も楽しみの一貫として購入したわけで、腕時計三昧の数ヶ月が過ぎて季節は冬の気配が訪れたようだ。
しかし、肝心の[CASIO ProTrek]の代わりを果たすものは何一つ手に入れていないわけで、いわゆる樹脂ケース仕様でオフに使用できるカジュアルなものとして、この時期からの発想で、[ice watch]を試すことにした。かつての「swatch」のようなデザイン重視のアクセサリー感覚のものだが、カレンダー付きが欲しくて型遅れの2023年限定品を破格の値段で入手した。
この[ice watch]に注目したのは、風防ガラスが1970年代風のベゼルから突出してエッジがカット加工されている点だ。この種の安価な腕時計には今まで見られなかった「ice」をイメージしたきらりと輝くカットガラスが気に入っている。
もとよりベルギー製なのだが、ムーブメントはシチズンの関連会社であるミヨタ製なので、ある意味では日本製と言ってもよい。ただし、組み付けは西の大陸で行われているようだ。
例によって、バックル金具をDバックルに付け替えてみたが、ウレタンベルトに厚みがあるため付け替えに若干手間取った。しかし実用性ではこちらの方がはるかに勝る気がするのと、装着時に誤って落下させる心配がない。
このような不測の事態のために、Dバックルの予備を2組あらかじめ準備してあったのが役に立った。この手の樹脂製品は経年劣化による黄ばみが気になるところだが、価格が価格だけにその時にはあきらめよう。
★ 軽さと清潔感が良い
重さでは、革バンドの非防水[SEIKO Dolch]が47.2gと圧倒的な軽さで、ついでメタルバンドの非防水[CITIZEN QUARTZ]が60.2gで、この防水[ice watch]が65.0gの3番目になる。大体60g代までだと装着感を忘れるような気がする。
ベゼル径が[シチズン自動巻オープンハート]と同じくらいのφ40mmなので、筆者の太い手首だとほとんど違和感がないが、ユニセックスとは言え女性の細い手首ではやや目立つ気がする。ベルト仕様は国産品よりもやや大きめだ。いつもは3番目の穴で留めるところを、これに限っては4番目でちょうど同じ具合になる。
カレンダー部のレンズ焦点中心が正面から5°くらい下方からの眺めでカレンダーの数字に合う。レンズ全体の膨らみはちょうど3時の位置にあるので、レンズ加工をわざと傾斜させていることになる。またベゼルは反時計回りにしか回転しない。このあたりの配慮はメーカーの意向か、製造元のミヨタの設計思想か、はたまたごく一般的なのか、いずれにしても細部の気配りがうれしい。これでようやく[CASIO ProTrek]と同じ用途環境の代替え品が更新されたことになる。
・・・つづく(もどる)
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