Dバックル時計バンドの話
筆者がDバックル式の時計バンドに交換し始めたのは数年前からで、それまで革バンドは決まって昔からの穴通しの美カン式に決まったものだ。ところが、この美カン式はベルトの長さそのものをコマ単位で調整できるSSバンドとは違って、締め付け具合で長さ調整で行うため、バックル位置を整えることができない。
腕周り19cmで前述の美カン留めやDバックルで腕時計を装着した場合、上下のベルトの交差具合は画像の「右」のようになる。つまり、バンドが二重になっている部分が腕時計を見る際の手首の下(奥)の側に引っかかり、文字盤を手前に寄せることがしづらい状態を強いられていた。
そこで、これを解消するために割高なロングサイズの革バンドを購入するのが常であったわけだが、これの種類が極めて少なくメーカーも国内2社程度に限定される不自由が何十年も続いていたわけだ。そこで、苦肉の策としてバンドの上下を反対に取付て使用することもあったが、美カンにバンド端を通すのが極めてやりづらく落下の危険でもあったので、これもまともな解決策には至らなかった。
そして近年に登場したDバックル方式だが、汎用品が氾濫しだした数年前からは、バンドの上下反対装着でも落下の危険は皆無だし、装着の手間もほとんど正方向と変わらない便利さに気付き、現在は革バンドのすべてがDバックル式で、取付上下を反対にして画像の左のようにになっている次第だ。なお、[G-Shock],[ice Watch]も美カンバンド仕様はすべてDバックルに交換している。
2026.08.21
★ 調整機能付き折りたたみバックル
1976年製のシチズンクォーツのオリジナル純正バンドのバックルだが、当時としては一般的な折りたたみ式SSベルトの長さ調整が、コマ外しではなく引っかけバックル式のフリー調整式なのがめずらしい。筆者の腕周りだとほぼ延びきった位置で留めることになるが、留めれば目立たないバックルでデザイン性および機能性に優れている。
このSSベルトは今でもたれが1mm以下でその組立精度のすばらしさには驚く。しかも総重量がW=56.1gなのはクォーツ式ゆえのメリットだろう。「サファイヤガラス風防と飾り文字盤」の組み合わせはお気に入りの一つだ。
・・・つづく(もどる)
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