一枚革時計バンド
本革時計バンドと言っても、ほとんどの製品は表皮だけが本革でいわゆる詰め物を巻き込むような状態で縫製仕上げしているものがほとんどだ。この時計バンドはいわゆる牛革一枚もので、もっとも本革らしい仕立ての製品になる。
その見栄えから一般的にはカジュアル時計用としてはっきり言ってビジネス腕時計には無縁のものだ。
ところが、手持ちの腕時計の中で、一つだけダイバー仕様のベゼル付「CASIO ムーンフェイズ」が一般のビジネス仕様の革バンドが不似合いで気になっていたので、思い切ってこれに交換してみることにした。
もとの革バンドは無論のこと他の19mm幅のものの予備として保管しておくが、このような場合に便利なのが以前の記事でもふれた「クイックリリースタイプ」のバネ棒だ。
バンドの長さが気になるところだが、おそらく上下を反対に取り付ける必要がありそうに思うが、その際にはこのタイプのバックルは毎回の操作が面倒な気がするので、汎用のDバックルを取付けたいものだが、剣先幅がけっこうありそうなのでそれも難しいように思う。
2026.08.31
★ Dバックルに交換成功
バンドの幅は問題なさそうだが、厚みが心配だったDバックルへの交換だが、すんなりと装着できて仕上がりも違和感がない。製品を細かく観察すると、一枚革ではなく2枚を貼り合わせているようで、止め部の加工を考えればそれが合理的だと納得できる。コバ仕上げも丁寧なので製品全体のクオリティは価格の割りには高いと思う。
アクセントの止め糸の耐久性に心配があるものの、時計のベゼルデザインとの釣り合いも良く、使い込むほどに色が濃くなる、経年劣化が風合いに変わるタイプの革仕上げも気に入っている。
時計そのものはカシオ製でダイバー仕様を満足しているが、これを装着して潜るユーザーはいないと思う、いわゆるダイバーファッションの一般のものよりは生活防水性能の良いムーンフェーズと思っている。
最近気付いたのだが金色・銀色のコンビネーションで、ダイヤルや針の金色のものは、それぞれが腐食せずいつまでも美しいのは良いと思う。磁器の文字盤があるように、普遍的素材を風防ガラスの内側に封じ込める理由がわかる。
・・・つづく(もどる)
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