念願の「ハンディ検針器」を入手
アパレル関連の品質管理用器具で、縫製時のミシン針の折れ先が製品に残留していないことを確認するために用いる。または、和裁のまち針の残留がないことをチェックする器具だが、前者の場合には現在では大規模な検針装置で行うのが一般的になっている。
従って、この種のハンディタイプのものは、小数ロットの検針に用いられるものと推測する。そう考えると決して需要が伸びるような商品ではないうえに高価だ。ところで話は少しずれるが、筆者は針に極めて強い恐怖を抱くトラウマのようなものがある。
記憶に残る幼い頃にシャツの類いのものを母の縫製で着せられたことがよくあった。いいかげんな性格のためか、仮縫いの段階ではしつけ糸を使わずにまち針を多用して試着できる状態のものを、そっと着せられるのがとてもいやだった。
絶対にどこかでチクリと針が肌を刺す感触があるので、本人にしてみれば地獄のような苦痛だったが、その分だけ一着を仕上げるのが想像以上に早かった。しかもワイシャツ風の襟を含めてミシンと手縫いの使い分けもなかなかのものだった気がする。
それが原因かどうかは定かではないが、70歳を過ぎたいまでも採血時の注射針による痛みには心拍数が跳ね上がるし、赤い血を見ると気分が悪くなり横になったことも何度かある。そんなわけで、日常生活空間で特に床に何か鋭利なものが落ちているかもしれないと思うと、人一倍気になる性分だ。
「サンコウ電子研究所」の本製品は20年以上前に発売された現行販売品であるが、価格も改定されていないのでなかなか手を出すことができなかった。[ミシン工房]では製品の本来の使用目的のとおり、ミシン針の折れ先とまち針の検針だが、前者はほぼ皆無で、後者は最近ではクリップに置き換わっているので、その必要に迫られて購入したわけではない。むしろ、手縫い時に時折見失う縫い針を床のカーペット上で見つけるのに便利な程度だ。
今回、入手のきっかけになったのは、[日曜工房]で「顕微鏡整備」や「時計整備」の時のマイクロネジや金属パーツを床カーペットに落とした場合や、マイクロドリルの切削金属片を見つけるのに重宝するだろうという思惑から長らくこの製品を気に止めていたわけだが、ようやく手頃な価格で入手できた。
興味深いのは、本製品の「類似品」が数種類販売されているようで、価格が1/5~1/8程度と魅力的だがその性能はブラックボックスなので、ここはやはりこの国産品が安全かと考えた次第だ。
2026.09.09
★ 大量検針の現場でも使用しているらしい
到着した商品の説明書を読むと、ベルトコンベアーでの大量検針のあと、検出位置を特定するために改めてこの機器を使用すると、異物の除去作業の効率が上がるらしい。ということで、業務用としての需要が減少しているとも言えないことから、新モデルも価格も変更がないのはそれだけ信頼性が高いということかも。
単三電池×2本の電源なので、電池切れの点検を忘れないようにしなければならない。それと、コテ状の接触面は常時強力な磁気を帯びているので、そのことを考慮した収納場所を考えておく必要がある。
・・・つづく(もどる)
« 自治会掲示板の新設 | トップページ | 1980年製オクタゴン(8角形)超硬ベセル »
「日曜工房」カテゴリの記事
- 1979年製 SEIKO KING QUARTZ 9923-7020(2026.10.06)
- カメラの電池が膨らむ(2026.09.20)
- 念願の「ハンディ検針器」を入手(2026.09.08)
- 一枚革時計バンド(2026.08.24)
- Dバックル時計バンドの話(2026.08.16)

コメント