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2026年9月20日 (日)

カメラの電池が膨らむ

07__20260920093201 26114_enel20 あまり出番のない[Nikon 1 V3]なので、互換品の電池の充電メンテナンスだけでカメラ庫に保管期間が長い状態だが、電池を入れ替えてから4年が経過して今回の充電メンテナンスで電池が出てこないトラブルに見舞われた。

原因は電池が膨らんでいたことによるもので、早々に新しいものを注文したが、今後は初期設定が煩わしいが、カメラ本体から電池を抜いておこうと思う。新しいものも互換品だが、日本の会社の販売なので少しは安心かもしれないが、これもいつどのようなトラブルが発生するかは不明だ。

大抵のリチウムイオン電池は、4年前の購入価格から値下がりしているようだが、それだけに安全性がおろそかになっていないかが心配なところだ。しかし、庫内にある6台のカメラの電池メンテナンスは、予備を含めると15個以上になり、これらを3年から5年サイクルで入れ替えていたら、腕時計と違って電池代もバカにならない。

★ 「COSMOTRON」ムーブメントのテンプを交換
26115_ 文字盤縁の痛みが気になる「COSMOTRON 7804」をシルバーからホワイトに交換するため、不動のジャンク品を購入して文字盤の交換を試みていた。

不動品の様子を観察すると明らかにヒゲゼンマイが傷んでいる。おそらく電池交換の際に誤ってこれに触れてしまったか、歩度調整を行おうとして失敗したようだ。7804シリーズのムーブメントは7803Aだが、初期の7801Aの部品取りムーブメントがあったので、試しにテンプだけを交換してみた。

実際には、緑色のコイル部分も分解してテンプ交換を行うわけだが、テンプユニットだけが金ぴかになり、無事に駆動し始めた。タイムグラファーでチェックを行うと、日差+5秒で振り角も問題なく元気だ。ケースを表裏置き替えて再び計測しても、姿勢差は5秒程度でかなり安定しているので、このままムーブメントごと文字盤を入れ替えることにした。

本来は、シルバーの7803Aテンプユニットで入れ替えるのが筋だが、こちらはムーブメント自体が健全な状態なのでこのまま予備として保管しておく。入れ替えた文字盤は無反射の「生成り」に近いシチズンホワイトで目に優しい筆者の好みだ。

26116_ この文字盤には、濃い茶系の革ベルトが似合うと常々思っている。それにしても、予備として保管するムーブメントの文字盤縁の痛みは、どう考えても納得できないところがある。確かにケースの縁に文字盤の周囲が直接押さえつけられるので、多少のスレキズはしかたがないと思うが、ほぼ全周にわたり0.5mmくらいの幅でシルバー塗装が変色していた。この0.5mmという幅が微妙で、風防ガラス側から見えるか見えないかの境目のような状態だ。

もしかして、風防ガラス側から湿気が入る事故があったのかもしれないなどと想像すると、今回の一件でムーブメントごと交換したのはそれはそれで正解だったかもしれない。まあ自身の持ち物なので、年代の違うパーツが組み合わさっていても一向に差し支えないというところだ。

2026.09.22
★ 修理後のけなげさが愛おしい
初代型番の「7801Aテンプユニット」を「7803Aコイル」で駆動させてここ数日は退院後の様子見をしているわけだが、その割りには精度が安定している。実生活で日差+10秒以内は自動巻を含めた機械式ムーブメントの中で最高クラスだ。

26119_そんなわけで、クリスタルガラスの透明感がわずかに劣化している表面を鏡面に、斜めエッジも元よりの加工精度を修正してこれも鏡面仕上げに一手間をかけてみた。いつもは風防ガラスは交換を前提に整備しているが、本製品に関しては比較的程度が良かったので、そのオリジナル性を尊重した次第だ。

★ シチズン用の風防ガラスは比較的安価
セイコー用のハードレックスガラスに比べるとシチズン製のクリスタルガラスは半値以下で入手でき、50年前の定価の2倍から3倍程度なので十分納得できる。ところが、セイコー用の場合には、当時の定価はシチズン用と同等なのに、現在の実勢販売価格は5倍近くするものもある。

今回手入れした「CITIZEN COSMOTRON」はオリジナルの風防ガラスが比較的程度が良かったので何ら問題はなかったが、今後の整備でセイコー用の風防ガラスで、特に自動巻用の「カットガラス」は気軽に交換できないので、キズを付けないように注意して持ち続ける必要がある。

★ カットガラスの「SEIKO LORDMATIC Special」の革バンド
「LORDMATIC」のラグ幅は内挿式で17mmなので、純正のSSバンドは19mm-17mmの段付になっている。このことはもう一本の[SEIKO ELNIX SG]と共通することでこちらは20mm-18mmの段付だ。

26120_17mm ところが、革バンドを装着する際の「SEIKO」の場合には17mm幅のものを使用すると、ケースに対してバンドが異常にか細く不釣り合いになる。だからと言って、19mmのバンドの端部を片側1mmカット加工して装着すると、カット断面の1mm部分の強度が十分でなく、どうしても型崩れをおこしてしまう。

このことは古い革バンドで試してみての結果だが、今回は思い切って新品革バンドの20mm-17mmのカット加工で再挑戦してみたところ、片側1.5mmであれば前述の問題点がかなり改善されたように思われるので当分はこのバンドを使用してみる。

ヴィンテージもののラグ幅は大抵が18mmか19mmなのだが、筆者のように腕周りが19cmくらいになってくると、バンド幅も20mm程度の方が見た目のバランスが良いこともわかった。

★ SEIKO と CITIZEN のカットガラスの違い
SEIKO製の9面カットと「CITIZEN製の5面カットガラス」だが、ガラスの透過度および表面の反射密度も同じなのだが、見た目が微妙に異なる。SEIKO製は文字盤の視認性をできるだけ確保したカット面数で、CITIZEN製はカットの輝きを強調したカット面数になっていることがわかった。

文字盤の色違いによる内部からの反射光の影響の違いもあるが、当初はSEIKO製の輝きが劣るような錯覚をしていて、何度もガラス表面の劣化の有無を確認しながら汚れ落としの磨きを重ねて、最後には風防ガラスをもう一度外して確認を行ったところ、前述のように透明度および反射密度に差はほとんどなかった。そしてわかったのが、両者の輝きの違いはカット面数による面の傾斜角の違いが原因のようだ。

実のところ、交換用のSEIKO製の風防ガラスを注文したときには、商品画像でフラットタイプだと思っていたら、実際に到着したのは9面カットガラスだったことからも、包装越しだと9面カットであることがほとんどわからない。当然ながら、CITIZEN製の5面カットガラス越しの文字盤はどこかが必ず屈折破断した状態に映る。これがかえってカット面の美しさに変換されているようか気がする。

★ 自動巻き上げ機付属の腕時計枕を追加購入
今年の7月に購入した「4本自動巻き上げ機」だが、レディースの大きさ違いの「枕」を数個探していたら、5個組でオリジナルによく似た質感のものを見つけた。

例によって西の大陸からの直送便で2週間程度かかりそうだが、汎用品とはいえメーカー品と全く同じものだったので驚いている。結局のところ、出所は同じということか。これまでスポンジを加工して使用していたが、さすがにこれを手作りするのは無理なので、こころよく海外製品を受け入れることにした。

26118_ ところで、本体の自動巻き上げ機だが、1ヶ月目で若干の異音が気になったので、両側のギアボックスを分解して、少し乱暴だがリチウムイオングリスを充填して組み直したら、それ以降は静かに機嫌よく駆動している。メンズ2本とレディース2本の合計4本の自動巻稼働状態も問題ないので、今回のこの製品による自動巻の相性は合致している気がする。

★ 自動巻き腕時計の手巻きの是非
手持ちの自動巻き腕時計の何本かは手巻き併用形で、たまに手巻きをすることもある。しかし、時計整備士の方のお話では手巻きはあまり使用しない方が良いらしい。

ゼンマイの動力は香箱から歯車を何段も介して自動巻の切り替え車に伝達されているわけだが、ローター回転の微少動力に割り込んで、手巻きの強烈なトルクの歯車が介入してくると、この手巻き歯車がスムーズであれば問題ないが、ミクロン単位で歯車のかみ合わせにズレが生じると、この付近の歯車が簡単に破損するらしい。

従って、機械的故障リスクを回避するためにも、自動巻きは手巻きを併用しない方が無難という結論になるので、今後はこれを徹底しようと思う。

・・・つづく(もどる)

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